こんにちは。
プラスニドコラム編集部の佐藤です。
前回は、偶然見つけたラブコメが思った以上におもしろく、観ると気持ちがほっこり、明るくなれたので紹介させていただきました。
▼前回はこちら▼
それを書いていて思い出した、学生の時から大好きなラブコメがあるので、今回はそのお話をさせてください。
確かあれは私が高校生の時...ちょうど海外セレブにハマり、ゴシップ誌を買っていた時期。いろいろなラブコメを観ていました。
ブロンドの髪に、全身ピンクの、いかにもラブコメの主人公っぽい女の子が主役。
まだ映画のサブスクがなかった時代、DVDをレンタルし返却日まで毎日観ていたお気に入りの映画です。
※ネタバレする内容を含んでいます。
ファッション雑誌から参考書へ
『キューティーブロンド』 / 2001年
主人公のエルはLAに住むオシャレが大好きな女の子。
女の子憧れの社交クラブ “デルタ・ヌウ” の会長で、将来有望(?)なハーバードへ進学予定の彼氏ワーナーもいて、いよいよプロポーズ!?って時になんと振られてしまいます。
その理由は、議員を目指す自分の奥さんにブロンドはふさわしくないから。
「議員の妻は“ジャッキー”だ、“モンロー”はまずいよ」と。
アメリカではブロンドってあまり頭が良いイメージがなく“おバカちゃん”ってイメージがあるらしい...
ワーナーの家は代々議員を出した家柄で、奥さんも真面目そうな女性を迎えているので、エルとは最初から結婚するつもりはなかったようです。
「結婚相手には真面目な女性を」と...ワーナーに対しての怒りがどんどん強くなってきますが、そこは抑えてください。
これがきっかけでエルはボロボロになってしまいますが、ある雑誌の記事を見て気づきます。自分もハーバードへ進めばワーナーの相手に相応しいと認めてもらえるはずと!
きっかけはこんな単純なことですが、きっかけなんてみんなこんなものですよね?
がんばる理由に基準なんてないはず!!
そんなエルはハーバード大学の法学部に進学するため、有名映画監督に推薦ビデオを作ってもらったり、必死で勉強をしてエルサット(法学部検定試験)に合格、見事ハーバードに入学するのです。
どんな時でも自分の信念を貫く強さ
しかし大変なのは入学してから...
やっぱり派手な服にのブロンドということで、まわりからの偏見がすごく、辛い経験をたくさんします。
ワーナーの婚約者にも意地悪されるし、私だったら心が折れそう。
でもエルは諦めず、挑戦することを恐れません。
その後も勉強をがんばって、教授の法律事務所で実習生として迎えてもらいます。
つまりは実際の裁判に関与するということ。
最終的にエルは担当した被告人の疑いを晴らし、事件を解決に導きます。
そしてワーナーからも認めてもらい「愛しているよ」と言われますが「30歳までに弁護士を狙うのにバカ男はお断り!」とワーナーを振るシーンはスカッとします!よく言った!!!ってなりました。笑
※ワーナーのダメ男ぶりは映画を観て確かめてください。
ハーバードの卒業式でエルは卒業生総代に選ばれ壇上へ。そこでのセリフがとても素敵でした。
入学第一日目、学識豊かな教授が
アリストテレスを引用
“法は情熱と無縁の理性”
アリストテレスには悪いのですが
法の世界でも人生でも
情熱が重要であることを
私はハーバードで学びました。情熱と信念を持つ勇気
真の自分を知ることが未来を開きます。第一印象を信じるのは危険です。
人への信頼を忘れず
それと共に自分を信じることです。
初めての授業で先生が言っていたアリストテレスの言葉を引用しちゃうところがセンスあるし、良い意味でも悪い意味でも“第一印象を信じるのは危険”とエルがいうこのセリフは説得力があります。
いつも笑顔で前向き、目標に向かってがんばる姿はとてもかっこいいし、みんなに優しいエルにあたたかい気持ちになれました。落ち込んでいる時や、元気がない時に観ると前向きになって、自分もがんばろう!って思えますよ。
その他にも、エルのファッション、お部屋や持ち歩いてる小物たちもエルらしくピンクでキュートなものばかり!
エルは卒業後、ボストンの権威ある法律事務所へ迎えらえれますが、ワーナーがどうなったか知りたくないですか?なんとなく想像つくと思いますが...
気になった方はぜひ観てみてください。